山小屋をしていると、たまにスゴイ人と出会うことがあります。
まあ、同じ人間なのでスゴイかどうかは、その人のその人の見方にありますが、
今日、紹介したいのはトレイルランをしている日本のトップ選手です。
自分もいろいろスポーツに挑戦して、ボクシングのライセンスだったり(過去にc級)、
35才から始めたスキーでは、スキーの準指導員やテクニカルというクラスを持っているのですが、
その時に世界に挑戦する人と自分との差を知ってしまった経験があるので、
世界に挑戦している人はとにかく、頭が下がるようになってしまいます。
この方の一番ひかれたところは、話し方と礼儀正しさがスゴイと思って、
1時間くらい、いろんなことを話してました。
その中で興味深い話ではトレイルランという山を走るスポーツと登山者とのトラブルについて
です。自分自身、登山道を整備し、また緊急では山を走る人間なので、
スピードをだすと登山道には負担がかかるし、
山を走るリスクなど(落石の恐れ、衝突など)いろいろな面で、
トレイルランには賛成、反対と二つに分けると反対派だと思ってますが、
その方といろいろ話をしていると応援したくなるような人でした。
これからどんどん、トレイルランが流行るスポーツだといわれ、
ここ大日平でも今年は沢山走る人が増えたように思います。
自分の知らないところでは、もしかしたらなんらかのトラブル等があったかもしれませんが、
その方のしている走りでは、自分の心配していることはなさそうなんです。
その方のしているルールを守れれば、トレイルランの方も登山者の方も一緒に、
山を安全に楽しめるのではないかなっと思っています。
トレイルランをしている方は、自分優先の走りにならず、
きちんととしたトレイルランのルールを守ることが大事、
(講習会等でトレイルランの心得みたいなことを習うこと)
登山者の方には、新しい邪魔なスポーツというだけで否定はせず、広いこころをもって、
もう一度、登山のルールをみなおして?思い出して?
さえすればトラブルはだいぶん避けれると思いました。
そして、いずれ共存できる登山道作りが必要かなっとも思いました。
きっとまだまだ先のことなのですが…ね(笑)
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